ブルジョワ向け画像処理ソフト「ステライメージ8」、酔った勢いでポチってしまいました。…が、アナログ人間なワタクシには未だぜんぜん使いこなせておりません。ぼちぼち時間を見つけて使っていってみたいと思います。
フリーの天体画像処理ソフト
■ Siril
・Siril の追加
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ところで、このステライメージを手に入れるまでの間はというと、フリーの天体向け画像処理ソフトウェアを有難く使わせて頂いておりました。というか、これからも末永くお世話になりそうです。
フリーとは言っても機能はかなりなもので、普通に天体写真を仕上げることが出来ます。ただし、それぞれのソフトウェアには得手/不得手があって、これを見極めた上でいくつかのソフトでの処理を組み合わせると良いように思います。
ここでは、感謝の意も込めながら,お世話になっているフリーの天体画像処理ソフトを紹介したいと思います。
スタートメニューのアイコンに天文関係が増えました |
※紹介文は超絶素人視点です。ディープなところまで使いこなしての紹介文ではない点、ご留意ください。今後、使い込んでいくのに連れて、こちらの紹介文も変更されていく可能性があります。
フリーの天体画像処理ソフト
■ Siril
スタッキングから後処理までに対応した天体画像処理に特化したフリーソフトウェア。
特に、ラッキーイメージングのように多数枚のスタッキングに強みがあるように見えます。
フランスで開発されたもののようですが、英語版もあります。
※私も使ったことはないのですが、コメント欄にてご紹介をいただきました。(2021/4/25)
■ YIMG
ダーク減算、フラット補正、コンポジット、レベル調整、トーンカーブ調整など、基本的な処理が全て出来るソフトウェアです。プレーンな機能をダイレクトにいじれるところが大変重宝するところです。画像処理で、何かを試そうと思った時にはこのソフトを使うことになりそうです。
■ DSS (Deep Sky Stacker)
コンポジットを大変精度よく、高速に、手際よく、ほぼ自動でやってくれるソフトです。コンポジットに係る一通りの処理(ダーク減算、フラット補正)に対応していて、処理するファイルリストを作って「どのファイルをコンポジットに含めるか」といった判断を拡大画像を見ながら自分でチョイスしたり、画質に応じて自動でチョイスさせたりができます。おフランス製ですが、ちゃんと英語マニュアルがあります。
■ FlatAide
すでに撮ってしまった写真そのものからフラット画像を作り出す魔法のツールです。星像を検出して消し去ることでフラット画像を得ます。フラット補正自体もこのツールがやってくれるのがナイスなところです。
(ライセンス版のFlatAideProはこちら)
■ Registax
言わずと知れた主に月・惑星写真向けの、大量画像スタッキング+ウェーブレット処理ツールです。適当に撮ったムービーから自動で品質の高い画像をコンポジットして、ウェーブレットの周波数階層ごとに強調処理を加えることで、驚くべき解像度の画像が得られます。ベルギー産ですが、英語になってます。
■ PIPP (Planetary Image PreProcessor)
月・惑星などのムービー(AVI, MOV)から、品質の高い画像のみを切り出して小さい AVI にまとめてくれるツールです。複数に取り分けたムービーからでも、まとめて一つのAVIにしてくれます。Registaxは大きすぎるファイルを読んでくれないので、このPIPPで画像品質のふるい分けや前処理をしてから、Registaxで処理すると良いようです。
■ AutoStakkert
やはり大量の画像をスタッキングしてくれるツールで、惑星からディープスカイまで、ラッキーイメージングによく用いられているようです。大量の画像のスタッキングにも安定して対応してくれるのが優れている点です。
(まずは備忘録として忘れないように、リンクを張りました)
■ StarNet++
星雲星団の撮影で、「星消し」をやってくれる画像処理ソフトです。(まずは備忘録として忘れないように、リンクを張りました)
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それにしても、どのソフトも出来が大変よく、これらを組み合わせるとほとんどのことが出来てしまうんじゃないかと思います。果たしてステライメージを買った意味があったのかどうか…、ということを深く考えるのはやめて、それぞれの長所を組み合わせて使っていきたいと思います。
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(来歴)
2019.7.19
・AutoStakkert の紹介文変更
・StarNet++ の追加
2021.04.25------
(来歴)
2019.7.19
・AutoStakkert の紹介文変更
・StarNet++ の追加
・Siril の追加
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コメント
しかし、今の時代からするとあの価格は高いですね。
アウトソーシングで英語版も作って世界展開できれば、安くもなるんでしょうけどね。
でも、ソースコード盗まれちゃうかな?
私はいまだにヤフオクで安値で買った中古のVer6.5です。
今では無くてはならないソフトになりました。
英語版は、翻訳自体は難しいことはないのでしょうけど、サポートとか考え始めると難しいのでしょうね。
旧バージョンを英語化して、ノーサポートでいいから安めで頒布したらいいのに、とは思います。
内容を十分吟味はできていないのですが、ひとまずリストに加えてみました。
3年前からすると、SiriLはずいぶん改良も重なり、良い画像処理ソフトウェアに成長しているようですね。かなり高度なことができるようですので、私も時間のあるときに弄ってみたいと思いつつ、時間が過ぎてしまっています(スミマセン