[運搬・保管] 令和のGWに遠征の夢は叶うか?

 令和を迎える今年のGWは、新月に恵まれて活動のし甲斐がある連休になりました。ただ、私の居住地域の天気は今ひとつのようで、残念な状況です。一方で、家族を抱える身としては、この10連休に何もしない不作為はなかなか許されず、家族を引き連れてどこかへ行かねばなりません。
 旅行となれば、普段よりは空がマトモなところへ行くという期待感もあって、望遠鏡を運んでみたくなるのは人情というものであります。

■ 20cm反赤は旅行に連れて行けるか?
 自宅の車はファミリーワゴンなのですが、家人の荷物を収めたスーツケースと一緒に20cm反射赤道儀一式を積んで出掛けるというのが果たして可能なのかどうか(?)微妙なところです。座席は占領されているので、トランクスペースだけが頼りです。
 当日の出発間際でモタついていたら、あっさりと「不要」の裁定が下ってしまいますから、事前の検討が大切です。
 …と、いうわけで実際に搭載してみたのが写真です。見事、スーツケース大小1コずつを積みながら、三脚・AGT赤道儀・20cm F5鏡筒・周辺機器の一式が搭載できて、後方視界も邪魔しないことを確認できたのでした。
 それにしても、一昔前であれば口径20cmというとNJP赤道儀のお出ましだったりしたわけですが、スチールパイプの堅牢な三脚、小型軽量な赤道儀、合理的で軽い鏡筒の三拍子と、一昔前の車と比べたら広くなった車のおかげで、楽に持ち運びできるようになった昨今の状況には感謝です。
ワゴンの荷室に20cm反射赤道儀と旅行荷物を搭載は可能でした
(鏡筒が見事にカムフラージュできています)

■ 望遠鏡の保管と運搬
 望遠鏡の運搬や保管、というのも、意外と大変です。さすがに鏡筒はむき出しで保管・運搬するしかないと思いますが、重量がかさんで持ち手のない架台にはどうしてもキャリングケースが必要になります。
 「純正」とか「専用」というキャリングケースは、それ自体がけっこうお値段がかさむので、ちょっと考えてしまいます(ピッタリしている安心感はあるのですが)。また、アルミのハードケースは格好よくて頑健なのですが、いかんせんそれ自体が重たかったりもします。
 私は、赤道儀の保管・運搬には、安いスーツケース(キャリーケース)を使用しています。この手のキャリーケースは\3,000位からと安くて、しかもそこそこ丈夫で軽くてキャスターや持ち手もついているので、赤道儀の保管&運搬にはもってこいだと思ってます。これに鑑賞用のウレタンを入れて、底の部分にバランスウェイト1個を入れておくと、ケース自体の安定性が増してグーです。便利なポケット類も充実しているので、大変重宝しています。
 なお、各種パーツ類やバッテリの保管・運搬には、モノタロウの工具用折り畳み角型バッグ(大:1200円、小:800円)を採用しました。こちらは四角い形で充填効率が良く、光学部品類を入れたタッパー容器や、バッテリーやその周辺ケーブルをバッグに収めておくと、持ち運びにも保管にも便利です。
 普段から、機材がこれらに保管・運搬ケースに納まっていてくれているおかげで、部屋の中でも車の中でも目立たずに、家人からの批判をかわすことに成功している次第です。

コメント