新年、あけましておめでとうございます。
日常の気忙しさから「時が加速しているのではないか」と疑うこともしばしばですが、無情にも過ぎてゆく日にちで時の流れの普遍性を感じる今日このごろです。昨年末のレナード彗星(C/2021 A1, Leonard)の大バーストには驚かされ、南半球への羨望も止みませんでしたが、年は無事に明けたようです。
いずれにせよこの令和四年も、やはり夜空を眺めていられるような平穏な年であってほしいということともに、夜空のイベントは出来れば派手であってほしいと願うばかりです。
さて、例年通り反省と言い訳ばかりの一年だった昨年の轍を今年も踏んで、年初の抱負だけは語ってみたいと思います。引き続き、役に立たないネタに寄り道しながらゆるーい天文趣味を楽しみたいと思っています。
昨年新調したカメラで撮ったのはこのM27と彗星だけという… (季節外れの亜鈴状星雲でごめんなさい) |
■ 2022年に取り組んでみたいこと
① 冷却カメラを少しは真面目に使ってみます
「ダークを撮る手間を省く」という動機で導入した冷却カメラでしたが、昨年の梅雨くらいに買ったまま、晴天の少なさと本業の忙しさにかまけてほぼ塩漬けにしていました。昨年撮ったのはファーストライトのM27とレナード彗星だけというお粗末さでしたが、今年こそはマトモに使ってみたいと思います。
昨年は作れなかったフラット撮影器の製作も、写真を撮り始めたら制作意欲が湧きそうな気もしています。
② アイピース見聞の記事化
ぢつは、記事にできてないアイピースが手元にいくつかあったりします。
筆頭は勿論ラムスデンで、色消ラムスデン3本やケンコーSR6、谷光学R9mmなど、入手して何度か覗いているものの評価できるほどのシーイングに恵まれておらず、次の惑星シーズン待ちとなっているものです。じっくりと見比べて、ラムスデン大全の拡充を図っていきたいところです。
ちなみに、ラムスデン以外でもいくつかのアイピースが集まってきていたりします。特に旧年中には記事化するだけの十分な見比べができていなかったものなどを記事化してみたいと思います。結局、イーソスも買ってしまいましたので、いろいろ比較しながら記事にしてみたいところです。
③ 小口径アクロマートレンズ
鏡筒を与えたいの5cm対物 |
「小口径」「アクロマート」ということで、よく見えない代名詞みたいなスペックなのですが、こうした表面的なスペックが性能を表さないということは何度も経験してきました。昨年は、ユニトロンや五藤の長焦点ラムスデンでとんでもない見え味を体験しただけに、こちらの D5cm/fl540mm のアクロマートレンズも十分に味わってみたいところです。
④ 電視観望
視野(写野)に導入されると、 オオっ、と思うのでした |
オオっ!と思ったのは昨年のレナード彗星のときで、プレートソルブしながら画面に彗星を捉えたときにはちょっと感動したのでありました。
そういうわけで、今年はゆるーく電視観望にも考えを及ばせてみたいところ、と思ったのでした。
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この2022年もいろいろ天文現象がありますが、ハイライトは11/8(火)の「皆既月食と同時の天王星食」でしょうか。
改めて、今年こそは晴天の夜が多いことをお祈り申し上げます。
コメント
今年も、常識と言われていたものを覆す
痛快な実証記事を楽しみに
しています。
今年もよろしくお願いいたします。
まだまだ常識に囚われることの多いワタクシではありますが、
どこかに隙(?)を見つけていきたいと思います。
本年もよろしくお願いいたします。